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Wed 2008 | トラックバック(-) |
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船上から眺める男木島の印象は、山の斜面に密集して民家が建ち並んでいる、見るからに坂道の多そうな島であった。降り立つ前から胸が躍る。
男木島にはたくさんのネコがいる。実際、その姿も相当数確認した。甲板などに現れるネズミの駆除のため連れてこられたネコたちは、海のオトコたちと共に陸に立ち、その後ここに住み着いたのだろう。日陰でスヤスヤと昼寝をするネコや錆びついてガラクタと化してしまった三輪自転車など、随所に見受けられる昭和、もしくはそれ以前の匂いがフワリと漂っている。こんな空気が好きだ。
半時間ほどの散策をした後だろうか。急勾配の坂道から風情ある集落と行き交う船を眼下に眺めながら、少し休憩のできる場所を探していた。そしてその場所となったのが、この、瀬戸内の眺望を贅沢に味わえる坂道である。
かつてこの地には、南海平野線西平野駅があった。その跡地は現在、鉄道公園として整備されている。歩道にはレールを模した敷石がなされ、ベンチの壁石には「なんかいでんしゃ ひらの みち」とあり、同時に平野線の路線図が描かれている。