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Wed 2008 | トラックバック(-) | コメント(-)

東濃鉄道「駄知線」跡

カテゴリー: 岐阜県

東濃鉄道「駄知線」跡  30年以上も昔の話。かつてこの一帯には、集中豪雨による鉄橋の流失が原因となり廃線に追い込まれた、陶磁器運搬を主たる目的とする鉄道路線があった。資料には1922年(大正11年)開業とある(※1)。開業から廃線に至る1974年(昭和49年)までの約50年(※2)もの間、陶磁器すなわち美濃焼と人々を運ぶ重要な交通手段となっていた。現在、その路線跡が遊歩道として整備されている。無論、廃線から幾年も経過しているため、残念ながら、軌跡の面影を留めるものは皆無となっている。

 人間には想像力がある。遊歩道の裏手に建ち並ぶ民家や遊歩道の幅員、大きく弧を描く道筋から往時の風景を想像することはできる。写真資料が手元になくとも、目を閉じ、往時の面影を色濃く残す町並みと現在の遊歩道を重ね合わせると、妄想の中だけではあるけれど、駄知の町中を優雅に走る列車をみることができる。

 妄想の中で走る列車の中から、現在の遊歩道脇に咲く花々へと手を伸ばしてみる。過去と現在とを交錯させ、ひとり悦には入る。それは、アブナイ遊びだろうか。

※1 この時点では駄知駅および東駄知駅への開通はなされていない。1924年(大正13年)9月に新土岐津駅(現在のJR土岐市駅付近)〜東駄知駅の全線が開通。
※2 1972年(昭和47年)7月の自然災害による鉄橋流失以降、全線で営業を休止した。そしてそのまま、約2年後に廃止となっている。約2年間の空白期間があるため、このような表記とした。

DATE:2007.8.6
LOCATION:岐阜県土岐市 駄知町
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